コバケン(小林研一郎)とその仲間たちオーケストラ

こんにちは。

11/15(日)は、このオーケストラの岩手県久慈市での公演に参加してきました。

 

2005年に設立されたオーケストラで、今年で10周年。先日11/1にはサントリーホールで、10周年記念公演も行われました。2007年より私も仲間に入れていただき、小林先生やメンバーの皆さんから、いつも多くのことを学ばせていただいています。

これまでに全国各地で51回もの演奏会が行われました!(数えてみると、いつの間にか私も、そのうち47回もの公演に参加していました。)

これだけの年月と公演数を重ね続けることができたのは、ボランティアでオーケストラの運営を、身を粉にして行ってくださっている、スタッフの皆様のお陰に他ならず、感謝の気持ちは言葉で言い表せない程です…。私自身も、音楽団体の事務に何度か携わったことがあるため、どれだけ気力体力が必要かは分かります。10年51公演を想像するだけでも卒倒しそうです…

 

このオーケストラについては、またあらためて詳しくご紹介したいと思いますが、まずは久慈公演の話題を。

 

東日本大震災の後、KIRINグループさんの復興応援事業として、「キリン 絆プロジェクト」という活動が行われています。「コバケンとその仲間たちオーケストラ」の演奏会を通じた取り組みは、その一環です。2011年の北上公演に始まり、'12年は横浜、大船渡、いわき、'13年は東京、二戸、福島、'14年は相馬、花巻、大宮、そして今年は調布、今回の久慈公演、12/13には南相馬公演が予定されています。

 

演奏会ではいつも、現地の子供たちや社会人の方々による、合唱、吹奏楽(バンダ)、和太鼓の演奏と、オーケストラが共演します。一緒に演奏したり、或いはお客様として客席で聴いていただき、音楽を通じて、復興への心のエネルギーを得ていただければ…という思いでステージに立つのですが、、エネルギーをいただいているのは私たちの方だなと、いつも思います。純粋でひたむきな歌声、高らかに鳴り響く吹奏楽、力強く躍動感に溢れる和太鼓、そして、熱心に聴き入り、温かい拍手を惜しみなくくださるお客様。それらに接して、胸が熱くならない公演は、一度もありませんでした。

 

さて、今回の久慈市は、某朝ドラで一躍有名になったあの街であり、私にとっては実家二戸の隣町、とても馴染み深い土地です。共演してくださったのは、久慈、軽米、宮古の高校生と、一般参加の合唱の皆さん、種市海鳴太鼓の皆さん、おおの鳴雷太鼓の皆さん。

皆さん本当に素晴らしかったのですが、2日目のリハーサル(当日のゲネプロ)の時、バンダの音色が、前日から別人のように変化していたことに一番驚きました。1日目は緊張もあったかもしれませんが、2日目はそれはもうのびのびと

鳴っていて…彼らの潜在能力はすごいですね!

ちなみに種市の皆さんの稽古着、南部ダイバーTシャツに、あ○ちゃんファンの私はすっかり心を奪われてしまいました。

 

共演した方々、お忙しい中ご来場くださった皆様、現地スタッフの皆様、本当に有難うございました。またいつかお会いできますように!

                                                                                                                                                                                                               (清川)